稲荷木の我が家
外観正面。シンボルツリーは市の植栽バンクで頂いた目薬の木。
表しの木部はヒバ、杉、ヒノキなどを使っています。
1998年に独立して初めて依頼された住宅です。当時、健康住宅という言葉も自然素材も一般的でない時に
設計した住宅です。外壁は土や小石などを配合して独自の掻き落とし左官壁を作りました。
内部は石膏を主材に独自の配合で、塗装などは当時あまり一般的ないドイツ製の自然塗料なども使って
家全体を自然素材を使って仕上げてみました。
左官仕上げの工法、ドイツ製塗装の使い方などは専門誌などに多数掲載させていただきました。
コストも本体工事費が2000万以下だったこともあり良質でコストダウンされた住宅として雑誌に掲載されました。
大きなガラスがある外観は吹き抜けがある空間です。
この吹き抜けを作ることによって1日中どの部屋も
明るいです。
玄関ドアの両サイドにはFIXガラスを。
深い庇でも空間を広く見せ明るくしてくれます。
居間から食堂を見たときの画像です。
1本の柱で居間と食堂を分けています。
キッチンは大工さんに作ってもらいました。
ガスコンロは一段下げて中華料理も調理しやすいように!
上にレンジフードは付けないで吸い込むタイプの換気扇を採用しました。
キッチンと食堂の関係が少し近くなりました。
キッチンの裏側には収納も設置。
キッチンの奥行きが850mmもあるのでこんな収納が作れるんですよ。
和室には小さいけれども床の間を作りました。
空間は現代的ですが、和紙や青森ヒバのチップを配合した左官壁使いました。
天井の奥には小屋裏収納があります。
床の間は間接照明で演出です。
浴室と洗面所の境はガラスで!
それぞれ広くないのでどちらも広く見えるように!
温泉の床でよく使われる十和田の青石を採用。
浴室内の壁と天井にはサワラ材。
よくお風呂に木を使うと腐るのではと言われますが
ある方法を実行するとほぼメンランスなしで大丈夫です。
建主さんが言っていました。